湿式粉砕・分散

ナノ湿式粉砕のためのビーズミル

ビーズミル(サンドミル)は湿式粉砕装置で、ローターが小さなジルコニアビーズを動かし、液体スラリー中の粒子を 30 nm〜20 µm まで微細化します。選定はまず目標粒度から:100 nm 以下はスクリーンレス縦型、100 nm〜1.5 µm は横型タービンまたはピンミル、ミクロン域の塗料・インクにはディスクミルが適しています。

30 nm–20 µm
粒度は機種により異なります
ラボから量産まで
スケールアップ可能な機種構成
複数のローター構造
用途に合わせて選択
生産ラインに設置された INFOR ビーズミル(サンドミル)

最適なビーズミルを探す

粉砕要件に応じた主力機種をご紹介します。

ビーズミルの用途

代表的な用途と、それに適したミル構造。

ビーズミル仕様比較

仕様は機種により異なります。適合性は粉砕試験でご確認ください。

ビーズミル構造粉砕粒度粉砕メディア主な用途
LPM 縦型ビーズミルシリーズ縦型、スクリーンレス遠心分離排出30–1000 nm0.05–2.0 mm0.05〜0.1 mm マイクロビーズで 100 nm 以下を目指す用途。LFP、ナトリウム電池、シリコンカーボン材料
NCT タービンビーズミルシリーズ横型、タービンローター、セラミック粉砕室100–1500 nm0.2–2.0 mm狭い粒度分布の高エネルギーナノ分散。CNT、ナノセラミックス、インクジェット
NCP ピンビーズミルシリーズ横型、ピンローター100–1500 nm0.2–2.0 mm高処理量の電池スラリー:LFP、LMFP、カーボンブラック、セパレーターコーティング
縦型デュアルパワービーズミルシリーズ縦型、デュアルパワー駆動50–2000 nm0.03–2.0 mm広い粒度範囲、難粉砕・高粘度スラリー
横型デュアルパワービーズミルシリーズ横型、デュアルパワー駆動100–1500 nm0.05–2.0 mm電池・塗料・セラミックスラリーの柔軟な生産
ディスク式ビーズミルシリーズ横型、ディスク撹拌D50 100 nm – 20 µm0.3–2.0 mmD50 100 nm〜20 µm の塗料・インク・顔料
ディスクピン式ビーズミルシリーズ横型、ディスクピン撹拌300–1500 nm0.3–2.0 mm熱に敏感な材料と微細分散
実験用縦型ビーズミルラボ用、縦型30–1000 nm0.03–1.0 mm量産機選定前の研究開発・スケールアップ試験
実験用横型ビーズミルラボ用、横型100–1500 nm0.1–2.0 mmごく少量のバッチと迅速な配合スクリーニング

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まずラボ機で材料を試験し、その後量産機へスケールアップします。

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ビーズミルの選び方

確実に選ぶ最短の方法は、お客様の材料での粉砕試験です。INFOR はラボミルで粒度・エネルギー・処理量を測定し、その結果から量産機の仕様を決定します。

  1. 目標粒度

    約 100 nm 以下では通常、マイクロビーズ(0.05〜0.1 mm)と、それを保持できるスクリーンレス縦型ミルが必要です。100 nm〜1.5 µm では横型タービンミルとピンミルが主力です。ミクロン領域の塗料やインクはディスクミルが経済的です。

  2. 粘度と流量

    CNT ペーストなどの高粘度スラリーには、詰まらずに大流量を確保できるローターと排出構造が必要です。

  3. 処理量

    0.3 L からのラボミルでプロセスを検証し、量産用粉砕室は数十リットルから 1,000 L 以上まで、単体でもライン全体でも対応します。

  4. コンタミネーション

    電池材料や電子材料では、金属混入を防ぐためにセラミックライニングの粉砕室とローターが一般的に求められます。

  5. 温度

    熱に敏感な配合には、冷却効率が高くエネルギー密度の低い設計(ディスクピンミルなど)が適しています。

  6. どの構造が材料に合うかお迷いですか?

    エンジニアに相談する

ビーズミルとは?

ビーズミルは湿式の粉砕・分散装置です。粉砕室には小さな粉砕ビーズ(通常は直径約 0.03〜2.0 mm のジルコニア)が充填されています。ローター(タービン、ピン、ディスク、縦型アジテーター)がビーズを加速し、ビーズ同士の衝撃とせん断によって液体スラリー中の粒子を細かくします。

ビーズミルとサンドミルは同じ装置の 2 つの呼び名です。 初期の装置は天然の砂を粉砕メディアとして使っていたため、特に中国やアジアでは「サンドミル」が一般的な名称になりました。現在のメディアはエンジニアリングセラミックビーズで、国際的には「ビーズミル」の方が一般的です。INFOR の製品名は「ビーズミル」を用い、「サンドミル」を別名として併記しています。

模式図:スラリーが粉砕室に入り、セラミックビーズで粉砕され、製品が分離・排出される
  1. スラリーの供給

    ポンプで液体中に懸濁した粒子を粉砕室へ送ります。

  2. セラミックビーズで粉砕

    ローターが約 0.03〜2.0 mm のジルコニアビーズを加速し、ビーズ間の衝撃とせん断で粒子を細かくします。

  3. 分離と排出

    分離機構がビーズを粉砕室内に保持し、粉砕された製品だけが流れ出ます。

説明用の概念図です。実際の粉砕室・ローター・分離構造は機種により異なります。

ビーズミルに関するよくある質問

はい。どちらも同じ媒体撹拌型ミルを指します。初期の装置は天然の砂を粉砕メディアに使っていたため、特にアジアで「サンドミル」という名称が定着しました。現代の装置はジルコニアなどのセラミックビーズを使うため、現在は「ビーズミル」が国際的により一般的な名称です。

まずはお客様の材料から

材料、目標粒度、生産要件をお知らせください。粉砕試験の計画と適切な装置の選定をお手伝いします。

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